中周波の電力加熱段スポット溶接機ワークピース間に必要な溶融コアを作成するように設計されています。あらかじめ圧力を加えて電極に電力を供給すると、2 つの電極の接触面の間にある金属シリンダーの電流密度が最大になります。
ワーク間の接触抵抗や溶接部の固有抵抗により多量の熱が発生します。温度が徐々に上昇すると、ワークピース間の接触面が溶け始め、溶融コアが形成されます。電極とワーク間の接触抵抗により多少の熱が発生しますが、そのほとんどは水冷銅合金電極により放熱されます。その結果、電極とワーク間の接触点の温度は、ワーク間よりもはるかに低くなります。
通常の状況では、温度は融点に達しません。シリンダーの周囲の金属は電流密度が低くなり、温度が低くなります。しかし、溶融した炉心の近くの金属は塑性状態に達し、圧力がかかると溶接されて溶融した炉心をしっかりと取り囲むプラスチックの金属リングが形成され、溶融金属が外側に飛び散るのを防ぎます。
電力加熱プロセス中には、飛び散りを引き起こす可能性のある 2 つの状況が考えられます。1 つは、最初の電極の予圧が低すぎて、溶融コアの周囲にプラスチック金属リングが形成されず、その結果、外側に飛び散る場合です。加熱時間が長すぎると、溶融コアが大きくなりすぎます。その結果、電極圧力が低下し、プラスチック金属リングが崩壊し、ワーク間やワーク表面から溶融金属が流出します。
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投稿時間: 2024 年 3 月 7 日